小児科実習で…
臨床実習では受け持った患者さんを
ケーススタディー
として一つのレポートにまとえるビックイベントがあった。
各自どこでケースをとるかは決められていて、あたしのイベント会場となったのは小児科病棟だった。
担当した児童は3歳の男の子。
癌で入退院を繰り返していた。
両親・・・特に母親は自責の念が強くて、子供に甘かったんだよね。
まぁ、その辺の話はちょっと置いといて。
患児は既製品のオモチャをたくさん持っていた。
『かわいそう』
という思いが強いからか、患児の欲しがるものを親が買ってきてしまうという状況だった。
子供は病気であるけれど、成長の発達過程も踏まえた看護が大事になってくる。
既製品で遊ぶだけでなく、モノを作り上げていくということを楽しく思ってもらいその子の成長発達につながるような『創造遊び』メインにして取り組むことにした。
アタシはアンパンマンの貼り絵を創作するという計画立案し、実施した。
患児の反応はまずまず良かったんだよね。
教官:「シリーズとして他のキャラクターも作って一つの作品としたらどう?」
確かに・・・アンパンマンにはメインとなるキャラは他にもいるよね。
それだ!!
それでいこう!!!
(↑単純だよね~)
次に用意したのはカレーパンマン。
そのカレーとともに小児科病棟へ向かう。
指導者へその日の実習計画を告げる。
元小児科で看護師をしていた教官のアドバイスだし、間違いないだろう!!
なんて自信を持っていったら・・・
指導者:「これ・・・昨日のとどうちがうの??もっと考えたらどうなの?」
理由も言うまもなく付き返された。
おや?何でそうなるの??
頭まっちろになったよ。
結局その日はそのカレーを一緒に貼り絵遊びをさせてもらえなかったような気がするんだよね。
なんか・・・記憶が薄い。
ただ、一緒に遊べなかったけど、患児に渡したみたいなんだよ。
両親と一緒に作ってたよ~って教えてもらったからね。
教官と指導者の意見が異なるのは仕方がないと思う。
お互い立場は違うけど、看護師ですからね。
そこでお互いの看護感がでるんだろうから。
ケーススタディーというイベントがあったから指導者も力が入っていたかもしれないけど・・・。
100%否定することはないよね。
アタシは学生だよ。
どのレベルで見てるんだい??
(ノ`Д´)ノ キィィィ
って今なら反撃できそうだ。
しかし・・・あの時は本気で辞めたいと思ったよ。
(ノД`。)ホロリ
いや、思っただけじゃなく確か教官に「辞めたい」って言った記憶がある。
今思うとそんなことで辞めるか?って感じだよね。
ガラスの心の学生時代には結構キツかったぁ。
降りかかる様々なキツイ出来事の中で育つから看護師は気が強くなるのだろうか??
ちなみに、あたしはガラスの心のままですけどねぇ。
でも、相当分厚いガラスかも。
(〃艸〃)ムフッ